2003年

薔薇日記

− フライフォーグル幸子 −

 

夏のジリジリと肌を焼き焦がすような暑さも薄れ、この頃は恵みの雨も降るようになりました。庭木も暑さから開放され大輪の花をつけるようになって来ています。

薔薇の花には以下のような様々な花形があります。

丸弁高芯咲き

先の丸い花びらが、八重に巻き上がって咲く。代表種: Nicole, Intrigue

 

ポンポン咲き  

球状の小輪の花がまとまって咲く。代表種: White Pet, Snow Shower

剣弁高芯咲き  

先のとがった花びらが八重に巻き上がって咲く形で、中心が高くなるのが特徴。代表種: Diana Princess of Wales, Papa Meilland, Christian Dior

Diana Princess of Wales

一重咲き  

一重のシンプルな平咲きで、原種などに多い。代表種: Golden Wings, Ballerina, Mutabilis

 

小輪八重房咲き  

小輪の八重の花が房状になって咲くもの。代表種: The Fairy, Red Cascade

Golden Wings

半剣弁高芯咲き   

剣弁よりもやや先の丸い花びらが八重に巻き上がって咲く。代表種: Julia, Honor, Secret

半剣弁カップ咲き  

剣弁よりもやや先の丸い花びらが八重に巻き上がって咲く形。先の丸い花びらが杯上に咲く。代表種: Margaret Merril

半八重カップ咲き  

先の丸い花びらが盃状に咲くもの。花びらの数は八重咲きよりも多くは無い。代表種: Peach Blossom

オープンカップ咲き 

先の丸い花びらが盃状に咲き、花の中心部が開いているもの。ディープカップ咲きやシャロウカップ咲きなどの別種類がある。代表種: Baron Girod de I’Ain, Paul Neyron, La Reine Victoria,

ここに上げたのは代表的な物のみですが、花形、花びらの数、花びらの形、花の大きさの組み合わせで花形の種類はいっそう増えます。また、スーヴニール・ドゥラ・マルメゾン(Souvenir de la Malmaison)のように、花の咲き具合で花形はじょじょに変化します。

春が園芸の時期と思われている方も多いと思いますが、ヒューストンでは秋風が吹いてくる今日この頃が、年間の第2の園芸シーズンです。薔薇は以下の2種類の形で、園芸店・植物園・ディスカウンター・スーパーマーケット等で販売されています。

Bare Root: 春先のまだ寒い時期に、ビニール袋の中に土ではなく湿ったオガクズで根の保護と水分の保持がされているもの。冬口に薔薇畑で約1フィート高さに選定された後に収穫され、冷蔵庫で保存される(まるで熊の冬眠の様)。寒い時期に土に植えられた後、温度の上昇と共に生育が始まる。接木された薔薇がBare Rootで販売される。特にモダンローズに多い。バッドユニオン(株で拳骨のように丸くなっている箇所)を地表よりも低く埋めて土に植えるとOwn Rootになる。

Own Root: 薔薇の枝を挿し木で薔薇の株に生育させたもの。バッドユニオンが無く、Bare Rootよりも健康で暑さ・寒さに強いと言われる。オールドローズ(Old Garden Rose)に多い。

“健康・あまり手入れをしなくてもいい薔薇”という観点から、私の庭は70%がOwn Rootかつオールドローズです。

丸弁ロゼット咲き  

カップ咲きのうち、内側の花びらが小さい上に先が丸くぎっしりと詰まったもの。より複雑な花形となる。代表種: Heritage, Cornelia, Comte de Chambord

Heritage

 

Photo credit goes to the following rose friends:

Diana Princess of Wales: Ms. Olga Galperina

Heritage: Ms. Karen Warren

Golden Wings: Mr. John Wentward

 

クォーター咲き  

ロゼット咲きのうち、花の中心から花びらが4分割されるもの。花弁数が多くなり、精緻な印象になる。代表種: Mme. Isaac Pereire, Buff Beauty, Lady Hillingdon

八重平咲き  

二重の花びらが、フラットな形に開く。代表種: Penelope, Green Sleeves, Jacueline du pre

丸弁平咲き  

花びらの先が丸くフラットな形に開く。代表種: Iceberg, Blush Noisette, Lavender Dream

 

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