S: Sandraさん、編:編集部

編 「この会社に入って何年になりますか?」

S  「今度の4月でちょうど4年になります。」

 

編 「どうしてこの会社を選びましたか?」

S 「以前は獣医になる勉強をしながら獣医補助をしていました。しかし将来性のある全く新しい仕事に挑戦したくなり応募しました。面接をしてくれたのが今のボスのJerry(加光さん)ですが、自己実現のチャンスに溢れている会社であるとの説明に感動して入社しました。」

 

編 「入社してみて驚いたこと、期待と違ったことはありませんか」

S 「日本企業に入社するんだという気負いがありましたが、入ってみると意外にアメリカナイズされた会社だったので少し拍子抜けしました。でも社員同士の机の間隔が狭いことには驚きました。私の机と社長室の間は10歩も離れていないのです。アメリカ企業では考えられません。」

 

編 「もっと広いスペースでプライバシーが欲しいということでしょうか?」

S 「いえそうではありません。社員同士の距離も近く仕切りも低いので、より密接に

 

  新コーナー

インタビュー:「日本企業に働くアメリカ人」 第1回

Sandra Sanchezさん

(Sales Representative, Linepipe Department

Marubeni-Itochu Tubulars America Inc.)

 

仕事ができるので素晴らしいという意味です。この一体感が日本企業の強みなのか、と思っています。」

 

編 「この会社に入って最も幸福感を感じたのはどのような時でしょうか?」

S 「昨年、大型プロジェクトを立て続けに2件受注することができました。初めて自信を持って自分の力で受注できたと言えるものです。大きな達成感がありました。プライベートでは、結婚披露宴で当時の社長であるMr.Furudateから思いがけず素敵なお祝いを頂いた時にはたいへん感激しました。」

 

編 「何か仕事上の失敗談がありましたら聞かせて下さい。」

S 「たくさんの仕事が一時期に集中したとき、忙しさのあまりつい顧客からの変更要望をマイナーな話だと勝手に考え、メーカーに伝えることを怠ったことがありました。そのため会社に手直し損を発生させ、顧客からも不満を持たれました。幸いお客様が離れてしまうこともなく、引き続き注文も頂いたので安心しましたが。何にせよお客様を不愉快にさせてしまったことを後悔しています。」

 

編 「日本企業の慣習、文化に違和感はなかったですか?」

S 「このオフィスはアメリカナイズされているので違和感はありませんでした。しかし研修で2週間東京に滞在した時には驚いたことがあります。第一はカラオケです。人前で歌を歌うことには慣れていませんでしたが半ば強制的に歌わされました。でも今ではカラオケは大好きになりました。気分転換に最高ですね。第二は接待です。夜遅くまでバーにお客様を連れて行くという日本的営業手法には驚きました。これはあまり好きにはなれません。」

 

 

編 「日本の食べ物で好きな物、嫌いな物を教えてください。」

S 「しゃぶしゃぶが大好きです。美味しいだけでなく、皆でワイワイ言いながら自分で作る雰囲気が楽しいですね。寿司や刺身にも挑戦しましたが、やはり生の魚を食べると考えるだけで胃が締めつけられてだめですね。でも年ごとに日本食がどんどん好きになっていく気がします。」

 

編 「最後にあなたのボスについて聞かせて下さい。」

S 「Jerryはとても知的で、志が高く、同時にユーモアのセンスもあります。夜遅くまで仕事をしているせいでしょうか、午前中はいつも機嫌が悪いので、それだけは直して欲しいところです。私を教育するときはとても厳しく、よく怒られますが、頑張ってついていけば自分が必ず成長すると思える人です。仕事で成功して、私を雇ってやはりよかったと彼に思わせたいです。」

 

編 「どうもありがとうございました。」

 

ボスから一言:

加光マネージャー(Jerry)

「Sandraは何事にも前向きで、常に自分のアイデア、意見を持っています。

そしてとてもガッツがあります。会社の仕事が終わってからも2年間スーパーでアルバイトをして学費を貯め、今はカレッジにも通っています。一言で言えば”鳥篭に閉じ込めるべきでない鳥”でしょう。自ら高く飛翔していくことができます。」

 

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