5.害虫対決

Houstonにはファイヤーアントがいる。あのこんもりした巣を見るといつも嫌な気分になる。ゴルフの時にただでさえ大きく曲げてしまってくやしいのに、その白いボールがたまたま巣の上にのっかって、蟻が一斉にたかって真っ黒になっているのを見つけると目の前も真っ暗になる。しかしNew Yorkにも恐ろしいライム病がある。ダニのような奴でこれも結構ゴルフ場にいて被害者も多く、運が悪いと死に至る。この勝負痛み分け。ちなみにゴキブリはHoustonの方が圧倒的にでかいがのろくて愛嬌がある。

 

6.景観対決

あの大惨事で最も美しいビルの一つが失われてしまったが、それでもまだManhattanの夜は美しい。摩天楼があんな狭いところにあれだけひしめいているところは世界的にも稀有だ。あのテロより前のことだが、Houstonから出張でNew Yorkに行った時、そのフライトはたまたまManhattan上空を南から北にきれいに横切った(今そんな航路をたどるときっと恐ろしいだろうが)。その時乗り合わせた後部座席のアメリカ人が、初めてのNew Yorkだったのだろうか、低空飛行の為くっきり見えるManhattanを窓から覗きながら「Jesus!」を連発していた。そして、丁度ミッドタウン辺りを通過した時、彼は感極まってのたまわったのであった。

 

 

 

 

「すげえ。こいつはHoustonの2倍はある。」

私はその言葉が未だに何をさしていたのか分からない。HoustonのDowntownのビル群と比べるとMnahattanのそれは2倍では済まない。Houston全体と比べると面積的にはManhattanの方が圧倒的に小さい。ひょっとするとCentral ParkはHarman Parkの2倍という事かもしれない。いずれにせよ彼の「2倍」という表現は見当はずれであるが、あんなに感嘆しきりであったのだからNew Yorkの勝ち。

 

7.人情対決

都会派?の私としてはさっぱりした人間関係が心地よい。とはいうものの New Yorkは温かみに欠けすぎる。大金持ち居住区に程近いお店なんかに間違って入ったりしようものならその対応は冷淡そのものだ。New Yorkで事故っても皆通り過ぎるがHoustonで事故ったら、野次馬の数だけ手助けをしてくれる人がいるはずだ。絶対Houstonの勝ち。

 

という事で、前半戦の手に汗握る勝負は3勝3敗1引き分けの大接戦。

さあ、この勝負はどうなることやら。

次回に続く……!

 

 

 

 

【 お詫びと訂正 】

先月号に2箇所不手際がありました。寄稿してくださった方々はじめ、読者の方々にご迷惑をお掛けし、誠に申し訳ありませんでした。以下に訂正いたします。(長谷川)

 

1.「私の出張ーメキシコ編」 ・・P10、終わりの10行が重複しておりました。

2.「私の趣味ー写真」     ・・P7 欠落している部分がありました。(以下ご参照ください)

  その2

・・・・・・・山は無いけれど周りに皮膚、髪の毛、目の色の違った人達がいることに考えが及び、そうだ、アメリカにいる間に色々な人のポートレートを撮ってみようと決心しました。それ以来、白人、ラテン系、黒人、東洋系など色々な人を撮っています。少し専門的になりますが、日本人の皮膚の色は光の反射率が18%前後なので露出計どおりで補正がいらないのですが、白人と黒人はアップで撮るような場合には補正が必要です。そして白人と黒人とでは露出が2絞りも違うのです。前に述べたようにバックもモデルの髪の色により適宜選ぶ必要があります。こういう点からすると、アメリカのポートレート写真は撮る側からすると変化があって面白いということが出来ます。口コミでポートレートや家族写真を頼まれることがありますが、そんな時は実費プラス僅かの Professional Feeで撮ることにしています。頼んだ人はPHOTO STUDIOよりはずーと安くて済むし、こちらは金を使わずに勉強が出来るという訳です。

 

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