
永坂 知史 N-I ENERGY DEVELOPMENT INC.
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「いやあ、出張で忙しくて。」と、家の中での色々な役務が履行されず家族からクレームが出た時につい口から出てしまう言い訳。日ごろから多用して顰蹙を買っています。時々自分でも「出張が多いなあ。」と早朝空港に向かうのが、かったるくなったりもします。まずは、出張に関する正確な数字を把握してみる事にしました。昨年の例では、なんと延べ29回出張し移動日を含めて78日を費やしておりました。一年のworking daysの約1/3近くになります。次に出張先。うち24件延べ67日が、お隣の国メキシコに圧倒的に偏っていました。最近では一部の方から「何か怪しい。一体何しているんだ。」などとあらぬ嫌疑をかけられ始めてしまいました。 勿論、カンクンに行ってる訳では無く仕事の関係上なのですが、やろうと思えば日帰りも可能な近さも件数が増える原因では有るものの、最大の原因は、やはりお国柄というか事前にびっしり予定を詰める事が出来ない為、何度も行くはめになったと分析します。よく前日にアポが取れて翌日出発と言うケースが有ります。相手先によっては、前日に本人に確認しても実際に行って見ると「外出で居ない。」などと平気ですっぽかされる事も有る一方、逆にこちらからアポ無しで押しかけるとわざわざHoustonから来たと時間を空けてくれる事も有ったりして、なんとものんびりしています。メインのアポがこのように不安定な状況では他のアポをぎっしり詰めると、一旦事が生じた場合、後のスケジュールは台無しになってしまいます。以前は、その度に腹腸が煮えくりかえり、高地のメキシコ・シティー(約2,200メートル)で酸欠に陥り目眩をおこしていましたが、やはり「郷に入れば郷に従え。」で、この国とビジネスをする以上メキシコ流にならざるを得ないと既に悟りの境地に入っています。時々少々アポに遅れても平気になっている自分に気付いたりして。(誰ですか?妙に納得しているのは。) |
このような国へ出張がちな訳で、予期せぬ事態が生じる事も有ります。昨年、頭に来たのは、メキシコに出張の度に4回ほど携帯電話の番号を盗まれた事で、その度にサービスを止められ番号を変えなければならなかった事です。社内外各方面から私の携帯が通じないとお叱りを頂戴しました。最初に気付いたのは、携帯電話会社からの問い合わせで、全く身に覚えのないメキシコ発の国際電話が毎日数十件あったそうでびっくり。「あっ、そういえば、以前メキシコの飲み屋の女の子の持っている携帯は受信は出来ないが、発信は出来ると自慢していた。」としょうもない事を思い出しつつも、(別に電話番号を聞き出そうとした訳ではないので念のため。)その使用された日にはHoustonに戻っていた事を証明し事無きを得ました。どうもそのようなクローン電話が裏で売られているようです。後から携帯電話会社.の人から聞いたところメキシコ・シティーの空港で誰かが国外から持ちこまれた携帯電話の信号をキャッチしコピーするそうです。そのおかげで空港での使用を止めて以降起こっていません。メキシコ・シティーに行かれる方はくれぐれもご注意を。又、当たり前の事ですが留守にすれば仕事は溜まる一方。これが最大の恐怖で有る私は、「待ち時間にあれやろうこれやろう。」などと実際出来もしないと知りつつも、laptopはもとより、出張に関係の無い書類とか結構カバンに詰め数日の出張にも関わらず「大荷物野郎」と化し、機内の上の戸棚に荷物スペースを見付け押し込むのに苦労しています。 |